2018/03/28

トラックヤードの詰所 電気工事 電圧ドロップ対策

広いトラックヤードにあるプレハブの仮設事務所。
中のコンセントを使うと、照明器具がチカチカするとのことでした。

電圧を測定してみると、無負荷で98Vしかありません。
少し負荷をかけるだけで95Vに下がりました。

本来100Vちょっとあるはずの電圧がドロップしてました。

原因を調査して原因が分かったんですが、分電盤までの距離がなんと約140mもあったんです。

これは無理があります。
電柱から遠いので隣の系列会社さんの倉庫からコンセントを延々と延長して使っていたんですね。

本来は、四国電力に申請して仮設事務所に電柱から引き込んで、
電力計を新たに設置するのがベストなやり方なんですが、
トラックヤードがあまりに広すぎて、電柱から建物までの間に新規に2本の電柱を建てる必要があることが分かりました。

しかしこの方法は電柱を建てるとトラックの駐車に支障が出るため問題がありました。

相談の結果、隣の広い倉庫の分電盤から太いケーブルで分岐延長することにしました。とにかく、広くて天井が高いのでやっかいです。






工事の規模が大きいため、いつも仕事をお願いする大きな電気工事屋さんに依頼することになりました。

依頼して良かったのが、元々の広い倉庫の電気工事したのがこの会社さんだったんです。

建物の図面もあるし、既設の水銀灯などの負荷設備も分かる、
主幹のブレーカーやケーブルなどの余力も計算出来ますからね。

事前に140mケーブルを引いたときの電圧のドロップ量を計算してもらいました。私は600V-CVケーブルの14SQ3芯を想定してましたが
これでも電圧は8Vもドロップすることがわかりました。

なので22SQの3芯を通線することにしたんですが、
140mも太いケーブルを広い倉庫の外壁に沿って鉄骨の間を通す。
ちょっと経験のない工事になりそうです。

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