2019/12/20

パッケージエアコン 四方弁溶接取替修理 その2

作業はまず、外装パネルを4面と天板を外して、電源ケーブルも切り離して、熱に弱いケーブル類を移動させるところから始まるんです。

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さらに古い四方弁を溶接で溶かして取外し、新しい四方弁をまた溶接して取り付けます。この時に既設パイプを変形させないように、

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4本のパイプを方向と差し込み代を考えながら、特に見えない反対側にもちゃんと溶接棒が流れ込むように、他の場所に熱がいかないように、タイミングよく相方にパイプを押し込んでもらいます。

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修理完了後がこちら

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パイプの裏側は特に念入りに鏡を当てて、溶接の具合を確認してます。その後、真空ポンプで機器・配管内の空気を抜いて真空乾燥させます。ここまでの作業に6時間。

外は真っ暗になったこともあってその日は真空ゲージで気密試験かけたまま置いておきました。

後日、いよいよフロンガスの再充填です。10キロ入りのガスボンベが3本もいるんですよ。

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追記、気密試験も合格。冷房試運転かけながらフロンガスを再充填、無事に修理完了となりました。

コメント

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No title

しかしこの現場は温泉近くとか硫化水素系の腐食ガスが出る近くですかね。。。
配管の変色や熱交換器の腐食が著しいですね。これからも続発する気がします。。。。

Re: No title

コメントありがとうございます。的確なご指摘ありがとうございます。現場では確かに腐食性のガスが出ておりましてそこが永年苦労しております点です。