2012/05/15

漏電修理とレンジの修理対応

朝早くに、近所のおばあさまが、杖をついてご来店されました。確か90歳位じゃないかと思いますが、耳が遠いので電話でなく、いつも用件は直接ご来店されます。
 
お話によると、昨晩急に家中真っ暗になって困っているとのことでした。
 

 
主幹の漏電ブレーカーが作動してました。ブレーカーを全て切って回路ごとにメガと呼ばれる装置で絶縁抵抗を測定していきます。1箇所絶縁不良のブレーカーが有りましたので、そこだけオフにして、残りはオンにします。
 
どうも、屋外に行っている回路だったようで、使わないので改修工事はしないで、切り離しだけの対応としました。
 
いつものように、全端子は増し締めしておきます。
 
良くある修理事例だったのですが、今回、心に残ったことが有りました。それは、コタツの上に直接立てたロウソクでした。そうなんです、懐中電灯などでなく、1本のロウソクで明かりを取っていたのです。作業後に、「火の使用は危険なので、絶対やめて!」とお話させていただきましたが、ご高齢者の一人暮らしでロウソクとはびっくりしました。
 
 
次はシステムキッチンに組み込みのトースターレンジの修理です。
症状は、「時々、スイッチが入らない、押しなおすと入ることがある、また、調理中に止まることがある。」とのことでした。
 
この、最初のお客様からの問診が修理にはすごく重要です。
 

 
スイッチさえ入れば加熱はしているので、マグネトロンやインバーター基板ではなさそうです。後はドアスイッチか制御基板か、悩みます。このタイプのドアスイッチはあまり修理事例がないし症状からして基盤がらみの予感がします。
 
事前にパナソニック・テクニカル・サービスのインターネット情報で過去の修理事例を探りましたがヒットしません。しかたなく、回路図と部品展開図で調べました。
 
準備したのが操作パネルと制御基板です。どちらも可能性が高いので同時交換をすることにしました。
 

 
組み込み型は修理のことは考慮されてませんので、取外しが大変です。上の収納内に隠しネジがあってそれを緩めると、レールに吊られた本体がスライド出来る仕組みでした。普通の電気屋さんはたぶん、めんどくさがってメーカー修理に依頼するんだろうと思います。
 

 
作業マットを敷いてテーブルにて作業させていただきます。
 

 
分解はネジの位置と種類をマークしながら進めます。何十本も外すと組立後にネジが余って困ったことがあるので要注意です。
 

 
ここまでくれば、あと一息です。左から新品の操作パネル、制御基板、右が外したパネル装着時の制御基板です。交換して、組み付けして、テスト。無事修理完了でした。時には買い替えでなく修理して、またお使いいただくのもエコだと思います。
 
 
 
 
 
 
 

コメント

非公開コメント