2018/08/31

北海道でアイヌの歴史に触れてみました

お盆休みの北海道旅行の話しです。
北海道に行ったらアイヌの歴史に触れてみるのが長年の夢でした。

昭和新山に行くとアイヌ記念館があります。
シャクシャインの像がありました。



シャクシャインは江戸時代にアイヌ対松前藩の間であった戦いのときの首長さん。松前藩は和睦を進めましたが、酒宴に来たシャクシャインを謀殺したそうです。悲しい歴史が残ってます。



復元されたアイヌの民家の中には貴重な資料がたくさん残ってました。





こんな写真がよく残ってたもんですね。







隣の売店には北海道らしいアイヌの民芸品もたくさん売られてました。
こういった木彫りの人形は地元愛媛県の個人宅でも大変よく見かけますね。





もう一か所は登別郷土資料館。



なかなか観光客の方は訪れない場所ですが、
こういう場所にこそ貴重な資料があるんですよね。









登別はアイヌ語の研究に尽くした知里 真志保さんの故郷になります。
妹の知里 幸恵さんもアイヌの研究に尽力されてますね。









言語学者の金田一京介さんが知里さんの家を訪れています。
知里さんの所持していたアイヌの民具はすばらしいものでした。



北海道に来てなかなか貴重な経験が出来て良かったですよ。
2018/08/30

懐かしい家電製品の処分依頼 パナカラー

この2日間で引き取ったアナログテレビは8台もありました。
新しいテレビは1台も販売してないのに困ったもんです。

インターネット工事に行ったり、電気工事に行ったり
行く先々で「ついでに古いテレビをリサイクル頼めますか?」って言われるんですよね。

ところで今回、久々に懐かしいテレビのリサイクル依頼がありました。
1980年製のナショナル、「パナカラー」

テレビ台もきれいに残ってます。
着脱式のリモコン、音声多重対応、ステレオタイプ。



20インチのカラーテレビですが、当時としては豪華なテレビだったでしょうね。木製のキャビネットなんて久しぶりに見ました。

1981年には「パナカラーαアルファ」が出てますから
木製キャビネットでは最終形でしょうね。

このあと「パナカラーXイクス」
「画王がおう」ワイド画面になって「ヨコヅナ」

ナチュラルフラット画面の「美来みらい」
フラット画面の「Tタウ」
そして現在も続く「VIERAビエラ」

テレビのブランド名の変遷を思い返すと、当時の出来事がいっしょに思い出されますね。

古いと言えばこちらの三洋の扇風機はもっと古そうでしたね。
左手では持ち上げるのが困難なほど重量があるんですよ。



ついつい捨てるのがもったいなくなりそうですが、
そうしてると倉庫がいくつあっても足りなくなりますね(笑)
2018/08/29

ブレーカーが焼けそうに熱い

法人様でしょっちゅうブレーカーが落ちて困るというご相談がありました。
3相200Vの150A(アンペア)の大きなブレーカーが落ちるんです。

電気使用量がブレーカーの容量を超えてました。

ブレーカーは熱くて触れない状態でした。
手持ちの温度計で約50℃ほどになってました。



困ったことにCVケーブルの樹脂被覆が熱でひび割れて、
受電部分が露出しそうになってました。
(右側のケーブルは今回引き替えた2次側ケーブル)



急いで改修工事が必要ですね。

もともと、建築時には150Aのブレーカーで十分だったはずです。
CVケーブルの太さは22SQしかありませんしね。

通常ならCVケーブルは38SQ必要です。

よくある事例なんですが、3相200Vの機器を増設したのに電力会社に申請しないで、子ブレーカーを増設したり、既設ブレーカーに2本ツナギしたりして本来の想定使用量を超えた使い方をされてました。

今回、使用機器をすべて洗い出して一覧表にしてみると必要なブレーカーは200A、CVケーブルは60SQとなることが分かりました。

再度電力会社に申請を出して改修工事することになりました。

ちょっと大がかりな改修工事になりますが
これが本来の正しい進め方になることをお客様にもご了解いただきました。

もしこのまま使っていたら、大きな事故につながる心配もありましたし電柱側で事故になると近隣の住民の方にもご迷惑をおかけする事態も有り得ます。

ちなみにこのぐらい電気を使うと1か月の電気代は約50万円だそうです。
電気代も半端ないですね。
2018/08/28

エアコン工事がようやく終息しました

昨日でようやくこの夏ご依頼のあったエアコン工事がすべて完了しました。
今年の夏は長かった・・・




自店販売のエアコンのみに特化して工事対応したせいで
ずいぶん取付のみのご依頼はお断りもしましたが、
何と言っても自店のお客様が第一ですからね。

緊急事態の場合には即日取付対応もさせていただきましたし
大型店には出来ない小回りのきいた点検サービスも出来たのではないかなぁ。

エアコンの取替えのご依頼にはかなり前倒しでお願いしてきましたが
それでも後手後手にまわったのが反省点でしょうね。

5月の連休明けにはご依頼下さると一番いいんですけどね。

2018/08/27

金生川付け替え工事に使われたトロッコの車輪

うちのお店の前には国道11号線が走ってますが、
昔は金生川が流れていました。




旧川之江市教育委員会編「川之江のくらし」によると

昭和13年(1938)、前年に続いて金生川の大水により、
川之江町が再び大きな被害を受けた。
昭和12年、13年と続いた大水を契機に、
金生川の付け替えについての町民の要望が高まった。
金生川の付け替え工事は昭和15年に始まり、昭和22年に完成した。

と記述があります。

現在の川之江港は旧金生川の河口になる訳ですね。

ちょうど戦時中で物資の乏しい大変な時代に大工事したもんですが7年間もかかってるんですね。

友達のお母さんが当時川之江高校の学生だったそうですが
勤労奉仕に駆り出されたと先日語っておられました。
(風船爆弾の紙風船の製造をさせられたり、ほんとに大変な高校時代との苦労話をよく聞きます)

ご参考 風船爆弾の話題

今でも所々に石垣が残って川だった名残があります。
また、石垣には今でも天神ガニが住んでます。

私が高校生の時に現在のお店を新築立替してますが
その時の基礎工事で地面を掘った時に地下から出てきたのがこの大きな車輪なんです。



金生川を付け替え工事したときに使われたトロッコを完了後に埋めてしまったんでしょうね。

木製部分は朽ちてましたが、鉄の車輪と連結部のチェーンはしっかり残ってました。

当時、珍しいものが出てきたと内輪では話題になったんですが写真はその時に私が撮影したものです。

そういえば当時、川之江高校写真クラブでした。
撮影機材はCanon EFのはずです。
昔から写真好き(笑)

現在も倉庫の奥で大切に保管しておりますよ。
2018/08/26

個人が所有する火山 昭和新山 訪問記

3週連続の休日出勤中で第2週目、だんだん疲労が蓄積してきましたが、
ブログの方は書きたいことを自由に書かせていただいてます。

さて、お盆休みの北海道旅行の話しの続き、
有珠山とともに有名な火山を訪ねました、昭和新山。



学生時代の教科書にも記述がありましたのでいつか訪れたいと思ってました。






麦畑だった土地が有珠山の噴火活動によって隆起して、
わずか2年で400m近い溶岩ドームに成長したことは驚異的でしたね。



ちょうど戦時中でしたので十分な観測が出来なかったなか、地元の郵便局長の
三松正夫さんが定点観測を続けられて貴重な資料を作成されたことは有名ですね。







現在、記念館が出来てます。こちらの施設には外国人の姿はなくて落ち着いて!?ゆっくり見学できました。



小さな施設ですが、大変興味深かったです。





大量の火山灰に行く手を阻まれた機関車。
デゴイチの愛称のD51型蒸気機関車のようですね。





今回の訪問で初めて知ったのですが
火山の保護と家や農場を失った住民の生活の支援のためにと、
三松さんは山になってしまった土地を買い取ったエピソードには驚きました。

なので現在でもこの昭和新山は個人の私有地なんですね。
個人が火山を所有するなんて、世界的にも珍しい事例だそうです。



今も水蒸気でしょうか、たくさん出てました。



手塚治虫さんが三松さんにあげた色紙もありました。
手塚さんの漫画で三松さんをモデルにした作品があるんですね。

作品名は「火の山」
https://tezukaosamu.net/jp/manga/611.html
 
これは読んでみないといけませんね。
2018/08/25

電気屋さんの日常作業 快晴のもと屋根上工事

今年は台風が多いですが、
今のところ私の住む愛媛県ではわりあい雨も風もひどくなくて助かってます。

ただ毎日いつまでも猛烈に暑いですね。
台風が去って外回りの仕事が続きます。

ご新築のアンテナ工事。
こちらのサイドはBSアンテナ。見事な青空で白いアンテナも輝きますね。



次は太陽熱温水器の水漏れ修理。



かなり急勾配なんですよ。



ポリパイを針金で固定したところから水漏れしてました。





悪いところを切り飛ばしてジョイントしておきました。
屋根の表面が粉をふいてて、かなり足元がすべるんで危険でした。



屋根と外壁の補修の提案をさせていただきました。

もう一軒、アンテナの撤去がありました。
そう言えば、もう一軒送風機のメンテナンスで屋根上作業がありましたので
1日で4軒も屋根上作業がありましたね。

もう少し涼しくなると助かるんですけどね。
2018/08/24

地元高校生に講義する企画 川之江先輩塾

先日、地元の川之江高校で卒業生の研究者が現役高校生に自らの専門分野を講義するという企画「川之江先輩塾」が開かれましたね。

私の母校でもありますが、ちょうど創立110周年という節目でなかなか良い講義だったようですね。

ちょうど地方新聞にも記事が出てました。




なかでも「ブラタモリが川之江に来たら」なんて進め方は大人でも興味が
ある面白い企画ですね。

戦後まもなく金生川が国道11号線の建設のために付け替えられたとか、
その堤防跡をたどるなんて、まさに当店はそのど真ん中に位置してます。

川之江町港通りを走る現在の国道11号線の下には昔は金生川が流れていたんですね。
戦時中の物資のない時代によく大工事を成し遂げたもんです。

堤防の上に線路を敷いて、その上にトロッコを走らせて土砂を運んだそうです。うちのお店を建設するときの基礎工事で地面を掘ったときになんとそのトロッコが出てきたんですよ。

今も倉庫でその大きな車輪を保存してますが、当時父が「金が回る」と言って縁起がいいなんて話してましたね。


その大工事のお蔭で、金生川の氾濫や水害がなくなって、国道が走って高度成長時代を支えた訳ですね。

ところで今年も、講義にはうちの兄も参加させていただいたようです。
記事の最後の方にちょっぴり出てましたね。

企画立案された関係者の皆さまありがとうございました。

2018/08/23

夏休みの仕事 学校のアナログテレビ撤去

夏休みになると地元の学校関係のご依頼が多いんです。
半年も前に見積出してて忘れかけた頃に、
夏休みだからお願いしますみたいな感じになりますね。

今回はアナログテレビの撤去、リサイクル。
使ってないけどまだまだアナログテレビが残ってますね。

天井吊下げハンガーに設置されてますので、
重たいテレビを降ろすのは重労働なんですよ。



台数も多いですし、黒板消しなどのホコリだらけですし、
たいていは3階建てでエレベーターのない学校がほとんどですからね。



取外したテレビは一旦お店に持って帰りますが、その後リサイクル券を発行して家電リサイクル法で指定された引取り場所に持って行くんですよ。



なかなか街の電気屋さんも大変なんですよ。
2018/08/22

メーカーさんでも間違えることがあります エアコン修理

テナントの床置パッケージエアコンの修理依頼がありました。
ただ今当店も繁忙期なので他店販売分のエアコン修理は少々お時間を頂戴しております。

お待ちいただいて、点検すると室外機がエラー出て停止してました。
そこでメーカーサービスマンに来てもらって修理見積をお願いしました。

圧縮機のケーブルを切り離すとエラーの表示が出ないとのことで
冷媒回収、圧縮機交換、冷媒再充填の内容で修理見積をもらいました。

このタイプのエアコンの圧縮機は重さが30キロほどあるので、
壁掛け設置の室外機では修理が大変そうでした。

新品エアコンに交換なら40万円くらい、修理するなら20万円くらい。
見積を見てもらって修理することになりました。



このやり難そうな現場でも圧縮機交換を2時間弱でメーカーサービスマンさんはやってのけましたので流石ですね。

ところがです、試運転すると新たなエラーが発生しました。
なんとインバーター基板も故障してることが判明しました。

インバーター基板の値段は5万円近くするんです。
既に修理見積出した後に追加の費用が発生すると言われても正直困りました。

翌日担当者さんから連絡あって「追加費用なしで修理を続行します」とのことでした。
 
メーカーさんが修理見積を出している以上やむを得ないとは思いますが
こんなこともあるんですね。

翌日にはインバーター基板を追加交換して無事に修理が完了しました。

もし今回自店で修理してても同じ判断をして、同じ修理をしていたと思います。たまたま繁忙期で手が足りなかったのと、高所作業で難易度が高かったことが重なってメーカー修理に頼んだ訳ですが…

業務用のエアコンの修理にはリスクが伴うことを改めて肝に命じました。