本日は、エコキュートの電気工事班と新築のテレビ、インターネット工事班の二手に分かれて休日出勤です。応援を2名頼んでいますのでなんとかなりそうです。
さて、お盆の直前に運送会社さんから、
充電式のフォークリフトの漏電ブレーカーを交換して欲しいとご依頼がありました。
時々ブレーカーが勝手に落ちるのでメーカーさんに点検してもらったら
ブレーカーの故障と判断されたとのことでした。
何のためらいもなく8月12日に60Aの漏電ブレーカーを交換しました。
ところが、お盆明けにまた時々ブレーカーが落ちるとご連絡がありました。
今度は絶縁抵抗計で試験しました。真ん中の白線のみが約0.1Mオームでした。
(後で考えるとこれが原因を探るヒントなんですがね・・・)
漏電ブレーカーの先は14SQのCVケーブルでその先は、
接地引掛けボディでその先はフォークリフトの充電装置しかありません。
引掛けボディを分解してみると、わずかにグリスのようなものが付着していました。
これを拭き取ると、絶縁抵抗が正常に戻りました。(その時は・・・)
「これがほんとのブレーカーの落ちる原因だったんですね」って
報告して帰りました。
ところが、また数日してまだ漏電ブレーカーが落ちるとの連絡が入りました。
今度は充電装置に接続してないときにも落ちるというご指摘がありました。
こうなると、CVケーブルに原因があるとしか思えません。
慌てて再訪問、焦りながら広い倉庫内のCVケーブルをたどっていくと
一か所で目が点になりました。
なんとL型の鉄骨にCVケーブルが食い込んでました。
かなり強い力で引っ張られないとここまで硬いケーブルの外皮が傷つくことは考えにくいです。
想像ですが、コードが接続されたままでフォークリフトを移動させたのでしょうか?
不幸中の幸いで、傷んでいるのは外皮だけで補修が可能でした。
確認不足と言えばそれまでなんですが、どんなに多忙でも時間を掛けるところではしっかり点検しないとダメだなと反省しました。