この日曜日と月曜日で旅行に行って参りました。
二日目は、午前中に山口県柳井市を訪問しました。
柳井市は初めての訪問でした。
江戸時代から続く白壁の通りが残っています。
今までに、岡山県の倉敷市美観地区、山口県萩市、徳島県の脇町、愛媛県では内子町などにも行きましたが、後世に残したい、日本の古き伝統の残る町並ですね。
こちらでも、地元のガイドさんにご同行をお願いしました。
軒先には特産の金魚ちょうちんが並びます。柳井ならではの優しい雰囲気を醸し出してくれますね。
最初に、佐川醤油蔵を見学させていただきました。市内には全盛期に7~8軒のしょうゆ工場があったそうです。
内部はひんやりとして、もろみの香りがします。大樽の中には仕込み中のもろみが入っていました。
こちらで有名なのが甘露醤油です。通常の倍の時間をかけて漬け込む甘口の醤油です。味見させていただきましたが、刺身にぴったりの深くまろやかな味でした。
製造元で見学後に購入させていただくとありがたさが倍増です。
次に重要文化財の国森家を訪問しました。
江戸時代中期に建造され、当時の商家の典型的な家造りが今もそのまま残っています。
当時国森家はともし油、びんつけ油を商い隆盛を誇っていました。
建物は、商家特有の妻入り形式で、本瓦葺、入母屋母屋型の屋根をもつ、白漆喰の土蔵2階建てでした。
当時多かった火災への備え、盗難や強盗を防ぐための工夫など、色々な仕掛けがされており、現在もお住まいの8代目の奥様から直接詳しくご説明を聞きました。
素通りしただけでは知りえなかった維持管理のご苦労話、台風の大雨での被害など、とても興味深く拝聴しました。
午後からは、岩国市に移動しました。
こちらで有名なのは、もちろん錦帯橋です。
錦帯橋は山口県最大の河川である錦川に架かっている5連の木造橋で、今から約330年前の岩国藩主吉川氏によって創建されたそうです。
創建の翌年の洪水であえなく流出してしまいましたが、すぐに二代目錦帯橋を完成させています。
それから、276年間不落を誇った錦帯橋でしたが昭和25年9月に岩国地方を襲ったキジア台風によって2度目の流出をしてしまいます。
しかし、岩国市では橋脚に近代工法を取り入れるなどして直ちに再建工事に着手し、三代目錦帯橋は昭和28年に完成しています。
その後、平成13年度から平成15年度にかけて50年ぶりの「平成の架替」に取り組み、総事業費約26億をかけて現在に至るそうです。
その後、ロープウェイで岩国城の天守閣に登りました。
お天気も良くて、瀬戸内の島なみが見渡せました。
当時の城主はここに登ってはどんなことを思っていたのでしょうね。
二日間の短い旅行でしたが、楽しいメンバーに恵まれすばらしい時間を過すことができました。
普段は仕事に追われる毎日ですが、たまには息抜きもいいもんですね。
心も体もリフレッシュできました。