2012/08/31

色々な修理

最近の修理業務の一部を紹介します。
 

 
学校のプログラムタイマーの修理です。チャイムを決まった時間に鳴らす大切な役目ですが、困ったことに変な時間に鳴らしてしまいます。
 
マークシートのカードを読み取らせて記憶させ、その後スイッチで回路ごとに起動させるのですが、接点不良が発生していました。
 

 
操作基板の交換が必要です。
 

 
取り外し前に、端子番号を記入して、後で誤配線しないようにします。
 

 
ダイキンのルームエアコンの修理です。急に冷えなくなったとのことです。エラー表示の有無、ガスの圧力、電流測定して判断します。
 
運転時、電流値3Aしかありません、ガス圧はほぼゼロです、しかも、室外機の高圧バルブに霜が付いていました。
 
典型的なガス漏れ、ガス不足の症状です。でも、ここで、お客様のお話であった「2時間前まで普通に冷えてたよ」のお話と症状が一致しません。わずか2時間程度でガス漏れは有り得ないからです。
 
運転を止めてガスの静止圧を計りました。なんと正常の1.3Mpaありました。ということは、ガス詰まりが原因となります。
 
膨張弁のコイルの導通試験をすると、案の定断線してました。
 

 
修理のご依頼から2時間後に訪問、点検後部品発注、翌日の午後1番には部品交換して完了となりました。
 
安易にメーカー修理を依頼してたら、おそらく最低でも4~5日待たされていたことと思います。
 

 
ドラム洗濯機の修理です。排水しなくなっていました。
排水不良のエラー表示が出ていました。排水弁の開け締めをするギヤードモータの不良でした。
 
正面下部のカバーを外して、コントローラー部を前倒しにします。
 

 
中央部の最下部に問題のギヤードモータが有ります。片手作業では力が入りませんし、両手入れると今度は手探りの作業になります。普通のドライバーは入らないのでL型のラチェットドライバーを使いました。
 
交換後、試運転して完了しました。
 
当店では、出来る限り自店修理を心掛けております。
 
 
 
 
 
2012/08/30

CATV会社様から感謝状いただきました

開局して6年半となる地元CATV会社の株式会社四国中央テレビ様から感謝状をいただきました。
 
契約獲得数、施工工事実績がともに一位だったとのことでありますが、大変身に余る光栄です。
 
これからも、引き続きお客様の立場にたったご説明や工事で、地域一番店の名に恥じぬよう精進してまいります。
 



2012/08/29

液晶テレビの修理 今月は3台目


 
2年前に販売した、パナソニックの液晶テレビ TH-L19C21です。
 
お客様からご連絡があり、テレビを見てると途中で画面が真っ暗になるとのことです。またしても、基板不良です。
 
今月3台目のモジュール基板Aの交換でした。
 

 
液晶テレビは液晶画面とわずか2枚の基板で構成されています。昔みたいにテスターの出番がありません。
 
それにしても、1ヵ月で3台も液晶テレビの修理があるのは困ったものだと思いましたが、当時はエコポインが付いて、アナログ停波のこともあり、多い月では当店でも1ヶ月に100台以上販売していた時期です。
 
よく考えると、販売台数が多いから、修理も多いのですね。
 
 
2012/08/28

床下配管の時のエアコン取替え


 
18年位前のNECのエアコンの取替えです。とは言っても中身は三洋電機製です。
困ったのは配管が床下を通っている点です。
 

 

 
畳をはがして床下にもぐります。
配管カバーも新しくして、ドレンホースは結露防止のため断熱タイプに取替えします。
 

 
平行して電気工事です。今回は100V仕様から、4.0KWの単相200V仕様に変更のため、分電盤内のブレーカーを200Vに切り替えします。
 
このときに注意するポイントは必ずエアコン用配線が専用になっていることです。例えお客様が「このコンセントはエアコン専用だと思う」とおっしゃっても細心の注意を払う必要があります。うっかり200Vに切り替えて他のコンセントと共用になっていると電気製品を壊す可能性があります。
 

 
今回も、日本製のエアコン、長府製作所製です。
 

 
2名でたっぷり午前中いっぱいかかりました。
ついでに、LEDシーリングライトと炊飯器までご購入いただきありがとうございました。
 
おまけの写真ですが、本日はお天気雨でした。朝と夕方にきれいな虹を見ました。

よく見ると虹が二重になっています。

ズームするとこんな感じでした。虹を見てほっとしました。 
 
2012/08/27

埋込配管の時のエアコン取替え

新築時にエアコンの配管を壁の中に埋込配管される場合がありますが、エアコン業者の立場では、おすすめしません。
 
理由は、エアコン更新時にパイプが再利用できない場合が多い点と、ドレン水の配管が壁の中で結露するためです。
 
今回のお客様の場合は、配管パイプの肉厚が旧冷媒用の薄い銅管を使用されている可能性がありました。事前打ち合わせの結果、新規に壁を穴あけし、銅管も新しくさせていただくこととしました。
 

 
古い配管穴はパテでふさぎます。
前に取り付けした業者さんは、コンセントカバーとエアコン室内機がかぶさったままで取付されていたため、室内機が片側浮いた状態でした。
 

 
配管穴が隠れて、かつ、コンセントカバーにかぶさらない位置に取り付けしました。
5年保証シールを貼って完了です。
 

 
このエアコンは長府製作所製です。普段はパナソニックが多いですが、実は長府製作所製も結構販売しています。
 
故障が少なく、低価格が魅力です。理由は今時珍しく日本製なのと、室外機の基板が特殊樹脂で固めた耐水、耐塵加工が施されているためです。さらに、室外機の底板と足は高耐食性鋼板が使用されています。
 

 
室外機はベランダ置きでした。当店の標準工事は配管カバー(スリムダクト)付きです。
 
お買上げありがとうございました。
 
 
 
 
 
2012/08/25

インターネット工事(美観工事)

当店では、平均するとほぼ毎日1件は、ケーブルテレビの関係の工事をさせていただいております。主に当店にてご加入いただいた方の工事と、以前工事をさせていただいたお客様の追加変更工事、それと最近多いのはインターネット追加の方で、セキュリティソフトをご希望の方です。
 
今日ご紹介するのは、インターネット追加で美観工事をご希望の場合でした。
 

 
ケーブルテレビの保安器はアンテナマストの上部です。パソコンの設置場所は1階の書斎ですが、距離も遠くて、美観工事が困難でした。お客様はPLCをお持ちでしたので、それを利用する案で真下の部屋のエアコン穴から入線してテレビの横にモデムとPLCを設置することにしました。
 

 
矢印部分が配線経路です。黒い手すり部分は黒のビニルテープを巻いて見えない位置に配線します。立ち下がり部分はエアコンのカバー内部を通します。最後にエアコン穴から室内に入れます。
 

 
エアコンのカバー内部を通して立ち下がりは、アイボリーのビニルテープを巻いてピンサドルで固定しました。
 
この後は、通信速度の測定、お客様のパソコンの設定をして完了しました。
所要時間は、通常1時間程度かかりますが、このような美観工事の場合は1時間半位かかります。
 
普段エアコン工事を手がけているおかげで、エアコン穴を利用した通線はお任せ下さいませ。
 
2012/08/23

職員室の換気扇取替え

とある学校の換気扇を取替えしました。
場所は職員室です。なんとなく微妙な緊張感が漂います。
 
あちこち壊れて動かない状態でした。
換気扇って羽根の回転方向で、給気と排気があるのをご存知でしょうか?
 
今回は南面の4台を給気、北面の4台を排気としました。
 

 
10年以上前に自分が取り付けした換気扇です。一度、サッシごと外して地上で作業します。
 


 
この機種は配線の接続を変更することで、回転方向を選択できる機種です。
電気シャッター式ですので、遠隔操作で入り切りできます。
 
作業は簡単ですが、テーブルや書類の山があるので、足場が悪いです。
また、10年位はお使いいただけると思います。
 
ご注文ありがとうございました。
2012/08/22

屋上の防水工事

先日、太陽光発電を取り付けした屋上の防水工事です。
ウレタン防水工法を採用しました。
 

 
工事前は、既設のアスファルトシート防水でした。カッターを入れて1枚1枚手作業で撤去します。
 

 
この暑さと、1枚当たりの重量が重いので、なかなか大変な作業でした。
 

 
シートを剥がすと、あちこちで数10センチのクラックが入っていました。今のところ雨漏りはありませんでしたが、漏れ出してからでは遅いのでちょうど良いタイミングでした。
 

 
既設防水シートの撤去後に高圧水洗浄して、ポリマーセメントをコテ塗りします。
 

 
その後、防水ウレタンの主材を2回塗りしてウレタントップコートを2回塗りして完了です。ピカピカの仕上がりです。
 

 
これで、当分雨漏りの心配は不要です。
架台はアルミ製でアンカーボルトはステンレス製を使用した耐塩害地仕様です。
 
当社は電気店ではありますが、一般建設業の登録で建築工事業を取得しております。今回は熟練の外注業者様中心の作業でしたが、二級建築士の視点で、お客様の立場に立った適切なアドバイスと丁寧な工事をさせていただきます。
 
 
2012/08/18

液晶テレビの修理

パナソニックの32型液晶テレビの修理です。型式はTH-L32C2です。ちょうど2年程前の主力モデルで当店でも数えてみると50台位販売してました。初めての修理依頼です。
 
症状はスイッチ入れても電源ランプは緑色に点灯したまま、映像、音声が出ないという内容でした。
 
事前にメーカーのサービスステーションで相談して自店修理しました。
 

 
サービスマンの回答には笑いました。「この機種はプリント基板は2枚しかないので、まずモジュールAを替えて下さい。だめなら次にモジュールPを取替えして下さい」
 
分解すると左側が電源基板のモジュールP、右側が制御基板のモジュールAです。確かに基板が2枚しかありません。どうりで、液晶テレビが低価格化しているはずです。
 

 
右側のモジュールAを交換しました。作業はコネクター着脱式のため簡単です。
 

 
わずか10分程の作業時間で無事終了しました。
 
外した部品は、回転部品と呼ばれるもので、メーカーに返品して修理後、再び使用されます。そのため、部品代が安くすみます。
 
最近のサービスマンはテスターも使わないと言われますが、確かにテスターの出番がないです。
 
 
 
2012/08/18

和室 廊下渡しのエアコン工事


 
毎年、お盆の前にご依頼の増える和室へのエアコン取付です。
 
お盆は人が集まるのでどうしても和室にもエアコンが必要になってきます。
しかし、部屋の周りは廊下で壁にも専用コンセントがありません。
 
今回は廊下に配管パイプが露出してもかまわないとのご了解があり着工しました。
 

 
パナソニックの5.6キロ単相200Vタイプを付けました。細かな所ですが、専用コンセントは埋込タイプでカバープレートも壁に色合わせしています。
 
問題の廊下の配管は、

 
ドレンホースを結露防止の断熱ホースにして配管カバーをしました。
 
窓ガラスは前日にサッシ屋さんでガラスから透明アクリル板に取替えしておりますので、自由に穴明けが可能です。
 
コンクリート壁に穴あけする方法もありましたが、サッシの横は鉄筋が多いのと、外側に屋外コンセントやら電力計やらあるので、穴あけ時にケーブルを痛めると困るので今回は窓貫通としました。
 

 
電気工事は四国電力に申請して、今後のオール電化にも対応できるように、幹線のケーブルを太いものに取替えし、エアコン用の専用ブレーカーを増設しました。
 

 
室外機はお客様のご希望で、セメントブロックの上にプラブロックで固定するようにしました。
 
このような工事は、事前に下見とお打ち合わせをして準備してからお伺いするからできるのであって、よくある「エアコン即日取付!」とかのお店では、取り付けできませんと業者さんは帰られると思います。