2023/11/21

エアコン工事で一番気を使うのがご新築の穴開け

昨日のエアコン工事の話題です。ご新築のリビングにエアコンを取付けたのですが、配管穴を開けるのにすごく気を使いました。

と言いますのも、ちょうど穴開けしたい位置の真下にエアコン用のコンセントがあったんですよ。一般的な住宅の電気配線は天井裏を配線して壁の中を落としてきてコンセントを取付けるんです。

IMG_5245_20231120182458d68.jpg

電気工事士さんがエアコンの取付まで気を使ってくれてるなら、壁の配線は穴の位置をちゃんと避けてくれてます。特に配慮せずに配線してる場合が多くて、その場合、普通に穴開けしますと電線ごと切断しかねないんですよ。

先にコンセントを一旦取り外して壁の中を確認したんですが、ボックス仕様でしたのでどうしようもなかったです。ハサミ金物仕様でしたら、なんとかなる場合があるんですけどね。

IMG_5246_20231120182501fe5.jpg

IMG_5247_20231120182501204.jpg

IMG_5249_20231120182501ae3.jpg

センター穴を先に開けて、長いドライバーを差し込んで障害物を避けた後にホルソーで開けました。石膏ボードだけ開けて、次は薄いコンパネ1枚だけを慎重に穴開け。穴は開け切らないのがポイント。最後は引き回しでコンパネに切り込み入れて円盤部分だけを折り曲げるようにして、コンパネ裏の電線に触れないように穴開けです。

コンパネ部分が円形に切れたら、内部の電線を避けてようやく、屋外側にセンターピンの穴開けして、最後に屋外からホルソーで穴開けするんです。穴開け一つでも結構気を使うんですよ。

IMG_5255_20231120182504a00.jpg


2023/11/11

ハウジングエアコンの取替 天カセ2方向吹き出しタイプ

住宅のリビングに設置されてるハウジングエアコンのお取替えがありました。室内機の送風ファンの音が大きくなったとのことでした。

完全に故障する前にお取替えとなり助かりました。と言いますのも、天井に埋込されてるタイプのエアコンですので、既設冷媒配管を再利用するのに室外機が運転出来るかどうかが一つ工事のポイントになるんですよ。

ポンプダウン出来ますと、古いフロンガスと一緒に冷凍機オイルを室外機に回収出来ますので配管の再利用が容易なんです。

ポンプダウン出来ないと、冷媒回収機を接続して、空きボンベにフロンガスを回収する手間と費用が余分にかかるんです。

ちなみに冷媒配管のサイズが古いエアコンと新しいエアコンで違うので異径フレアユニオンで配管サイズを変更させていただきましたよ。

取替の機種も同じメーカー、同じシリーズをお買い上げいただいたので、天井開口寸法、吊り金物の位置関係も変更ないんですよ。これも作業性を考えると大事なポイントになります。

IMG_5159.jpg

当店にご依頼をありがとうございました。

2023/11/03

ちょっと取付に苦労したエアコン工事

一人じゃ無理なエアコン工事って時々あるんですが今回はそんな話題です。

当店で販売するパナソニックのルームエアコンの半分以上はXSシリーズという高機能タイプなんですが、エアーフィルターの自動お掃除機能が付いてて排気ホースがあるのと、室内機もずっしりと重たいので工事性は決して良くないんです。

今回の現場は和室の土壁に室内機を取付けて一旦廊下に配管を出します。その直後に直角に曲げて押し入れの中を通過してまた、外壁の配管穴を通すってパターンでした。

IMG_5121.jpg

一人が室内機を持ち上げて少しづつ配管を入れる、もう一人が内壁から出て来た配管を曲げ加工しながら、次の押し入れの壁の穴を通していくんですよ。

IMG_5116.jpg

お互いに声を掛けながら、押すのと引くのとタイミングを合わせて、一発勝負で途中でやり直しするのがほぼ無理なんで、作業前に入念に工事部材を仕込んで、頭の中で作業をイメージしときました。

この部分は配管カバー出来ないのがちょっと残念。押し入れの中は配管化粧カバー付けました。

こちらは、先日のご新築の場合です。パナソニックのXSエアコンは「Jコンセプト」

IMG_5101.jpg

PRI_20231102-175236.jpg

ニッポンの心づかいと美意識をかたちにした新しいコンセプト家電です。
2023/10/05

マンションの足場でエアコンのドレン工事

マンションのベランダを防水工事するってことでエアコンのドレンホースを仮設工事させていただきました。

エアコンを冷房運転しますと、室内の湿気が結露してドレンホースを通して屋外に排出される訳ですが、防水工事中にベランダの土間に水が流れますとちょっとマズイんですよ。

それで、足場を登ってマンションの各部屋のベランダに入らせていただいて、ドレンホースを取り出して、仮設のドレンホースにつなぎこんで地上に流すようにしました。防水工事が完了すれば元通りに復旧するって内容になります。

中規模のマンションになりますので台数がかなり多いのでこれがまあまあ大変なんですよ。

IMG_4770_20231004170951fc2.jpg

ただ、こちらのマンションは賃貸マンションなので、エアコンの配管仕上げがテープ巻きで化粧カバーがないので助かりました。

かなりの運動量がある作業となりました。

2023/09/23

エアコン取付をお断りした現場、他の業者さんが工事してました

この夏とある法人様からエアコンの取付依頼があったんですが、うちでは対応出来ないってお断りした現場がありました。(エアコンは既にお持ちで取付のみのご依頼)

最近、その建物の横を通りかかったので拝見すると他の業者さんがエアコン取付完了されてました。鉄筋コンクリート造の壁の中央に配管穴をコア抜きしてました。

元々エアコンを取付ける設計の場所ではありませんので壁の中に電気や水道管が通ってるかもしれません、それで不用意に穴開けするのは危険ですよってアドバイスしてたんですよ。

室内の壁にはコンセントやテレビの端子、電話、LAN配線いろいろありますし、屋外には水道メーターに引込開閉盤もありますから運が悪ければコア抜きする時に配管ごと切断する可能性がありました。

事故があっても責任は持たないって約束で工事したのか、それとも怖いもの知らずで工事したのか・・・

うちでも過去にコンクリート壁のコア抜きしてて怖い思いした経験があるんですよ。たぶん大丈夫と思い込んでても、数をこなすうちにいつか事故に遭遇するかもしれません。まさかこんなところに配管がある!なんてことになっても後の祭り、まるでロシアンルーレットみたいなもんですよね。

エアコン販売なしで、工事だけ請けて事故してたら情けないですしね、目先の利益よりも事故のないように安全見て用心深くやってます。

ちなみに、コンクリート壁をコア抜きしますとダイヤモンドカッターで筒状に開口します。

IMG_5564741_20230922185034eda.jpg

水を流しながら開口しますので壁の中に空洞があるとダメです、もちろん電線管や水道パイプがあるかもしれない場所での使用は厳禁です。

IMG_1842_2023092218503143c.jpg